偽痛風になったことはありますか?
「動いた瞬間走る激痛」、「急な関節痛で歩けないほどの激痛」など、
痛風と症状が似ていることから勘違いされやすい「偽痛風(ぎつうふう)」。
皆さんはご存知でしょうか。
痛風(ぎつうふう)」とは…
痛風の痛みが「関節周辺での尿酸の結晶化」であるのに対し、
偽痛風は「結晶化したピロリン酸カルシウムの軟骨への沈着」が痛みの元凶となることから、厳密には痛風とは異なる病気として扱われます。
原因もはっきりしないことが多く、老若問わず罹患することから加齢および遺伝性があるとされています。症状は主に関節の腫れや痛み、そして関節周辺が赤みと熱を帯びるとされ、主な発症箇所は膝が多く、歩行時に強い痛みを感じます。
痛風は男性が多く発症するのですが、偽痛風は男性に比べ女性のほうが若干多いなどの報告がされており、中高年の女性がなりやすいとも言われています。
今回は偽痛風になった女性の割合やその症状を把握すべく、
以下のようなアンケートを実施致しました。
対象人数:100人
アンケート内容:「偽痛風になったことはありますか?」
回答結果:
- 【57%】はい
- 【43%】いいえ
偽痛風に悩まされたことがある「はい」という回答が半数近くを占め、
43%という結果となりました。20代から50代までの広い世代が
偽痛風に悩まされているようで、その傷みの中心はやはり膝となるようです。
「いいえ」と答えた人の多くは、日ごろから食事や睡眠など生活習慣に気を使う人が多く、
適度な運動も取り入れているようです。
こうしたことが偽痛風予防に効果があるのでしょうか。
■痛みは痛風並み!突如襲う偽痛風の症状
発症理由は異なるものの痛風と変わらぬほどの痛みを引き起こす偽痛風。
「足の付け根が痛い」、「足の親指の付根が赤く腫れ痛む」、「膝が痛くなり歩けないほどだった」など症状が痛風に似ており、足の関節を中心に傷みを引き起こすといわれています。
自分で判断するのは難しく、たいていの人が病院にかかり、
その診断結果から偽痛風と知るそうです。
■規則正しい生活習慣で偽痛風知らず!
「プリン体の多い食べ物を控える」、「塩分や糖分をとり過ぎないように注意する」、「飲酒の量を抑えるまたは飲酒しない」、「水分をなるべくこまめにとる」など食習慣を見直して体調管理をする人や、「ウォーキングなど適度な運動を続ける」といった、なるべく関節に負担をかけない軽度の運動を取り入れている人も多く見受けられました。
そのおかげもあってか、偽痛風のような症状に悩まされることは軽減されるとのことです。