尿酸値を下げるにはコーヒーがいい?
ビールなどに含まれるプリン体を代謝する際に大量に生産される尿酸。
その濃度の値である尿酸値が高いと、
- 痛風
- 尿路結石
- 腎機能障害
などの病の原因になるほか、生活習慣病の引き金になるとされています。
尿酸値を下げ、このような病気を予防するためには尿酸値が上昇する原因となるプリン体の摂取を少なくする、具体的にはビールやホルモンなどを飲み食いする機会・量を少なくするという方法がありますが、会社での付き合いなどでそうもいかないときもあると思います。
そこでお勧めしたいのが、コーヒー
コーヒーに含まれるクロロゲン酸という抗酸化物質が尿酸値の上昇と強い関係のあるインスリンの感受性を低下させる効果があるためです。
また、コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用も、排出される尿酸の量を増やすため尿酸値を下げるのに寄与します。
尿酸値を下げるのに効果的なコーヒーの飲み方は、ブラックです。
ブラックが良い理由は、砂糖に尿酸値を上昇させる効果があるため、コーヒーの効果を半減させてしまうためです。どうしてもブラックが苦手という方にはミルクコーヒーがおすすめです。
なぜ牛乳がいいのか?
牛乳に含まれるたんぱく質には利尿作用があるため、コーヒーのカフェインの効果とあいまって高い利尿作用を発揮するためです。
ブラックコーヒーまたはミルクコーヒーの摂取量は
一日当たりマグカップ4,5杯分が適量です。
尿酸値を下げるのに効果的なコーヒーですが、副作用には中が必要です。
コーヒーに含まれるカフェインには興奮作用があり、寝る前に摂取するとなかなか寝付けない、あるいはすぐに起きてしまうなど眠りの質を低下させてしまいます.
十分な休養をとれていない状態ではかえって健康を害してしまいますので、
コーヒーは寝る時間の3時間前以降は摂取しないようにしましょう。
また、カフェインのとり過ぎでの利尿作用は、脱水症状の原因となりえます。
コーヒーとは別にミネラルウォーターやお茶をこまめに補給するなどの対策を行いましょう。