謎の腕の痛みと痛風の関係性
痛風は、発症初期は爪先から発生し、徐々に進行していき、関節箇所へと広がっていきます。
症状とともに徐々に痛みを感じる部位が広がっていくので、早めに処置しないと大変なことになります。
痛風の主な原因は、尿酸が原因とされており、この尿酸の結晶が関節箇所、皮膚組織などに集まり、肉芽腫組織という尿酸結晶の固まりを形成します。
特に尿酸結晶の固まりが形成されやすいのは、主に体温が低い箇所であり、そのため関節箇所などに形成されやすいのです。
結晶ですので、その大きさには個人差がありますが、大きいものでは野球ボールの大きさまで成長する場合もあります。
痛風の痛みの影響
そのまま放っておくと、血流が悪くなり痛みとして現れ、最悪の場合関節が変形を起こしたり、運動機能に支障をきたす場合があります。
痛風は尿酸濃度の関係性から下半身から症状が始まる場合が非常に多いため、特に腕の痛みから発症してしまうと、痛風と分かるまでに時間がかかってしまいます。
特に腕を使うスポーツをされている方だと、筋肉痛などと自己診断してしまい症状が悪化してから気づく場合も少なくありません。
女性でも痛風になる可能性はあります
腕の痛みだけでも、関節リウマチ、感染症などが原因で腕痛が引き起こることもありえます。
特に多いのが、男性は、痛風。女性は、関節リウマチが比較的多いとされていますが、必ずしもこれらに該当するとは限りません。
脳の神経の病気や悪性の腫瘍の場合などがありますので、絶対に自己診断はさけ、何か変だと感じたらすぐに近くの専門医に見せましょう。
痛みがなくなっても甘く見てはいけません
よく陥りやすい場合としては、痛風は、尿酸値が原因ですので初期症状が発生してもその数値により1週間くらいすれば痛みがなくなる場合があります。
このとき、治ったと勘違いをしてしまい通院をやめてしまうことがあります。
しかし、いくら痛みが収まっても、尿酸値を下げないと意味がありませんので、症状が収まってもかかりつけの専門医にしっかり見てもらいましょう。