アンケート結果半数が痛風予備軍?厄介な尿酸値上昇
不規則な生活習慣が引き金となって尿酸値が上昇すると、痛風や痛風腎など合併症のリスクを伴う「高尿酸血症」につながります。そのため一度でもこの診断を受けたら継続的な生活習慣の見直しが必要とされることから「生活習慣病」の一つとして注意喚起されています。
こうした症状に悩まれている方がどれほどいるかを把握するため、今回は男性、女性に「健康診断の結果、尿酸値が平均以上だった経験があるかどうか」をアンケートしました。
対象人数:100人
アンケート内容:「健康診断で尿酸値が平均以上だった経験がありますか?」
回答結果:
- 【53%】はい
- 【47%】いいえ
「はい」と回答された方が若干多く、53%を占める方が平均水準を上回る尿酸値という結果が出ました。対する「いいえ」の方は47%と50%未満に留まり、アンケートの結果上おおよそ半分以上の方が痛風予備群である可能性が出てきました。
■生活習慣や食生活の乱れが引き起こす尿酸値上昇
- 「糖分の多い食事や間食をする事が多い」
- 「外食が多く、栄養バランスを考えていない」
- 「ビールや脂っぽい食べ物を食べ過ぎてしまった」
- 「お肉とビールが大好き」
- 「外食が習慣になっている」
など、「はい」と答えた多くの方がアルコールを頻繁に嗜み、
また不規則な食生活を送っているようです。
その他にも、「一日の摂取水分量が少なく尿酸の排泄が滞った」、「極度の運動不足で代謝が悪い」など食生活以外での生活習慣が悪く働いていることから、
一日の行動全体を見直す必要があると医師から勧められる方が多いようです。
また、仕事のストレスや疲労の蓄積によって尿酸値が上昇することもあり、
一筋縄ではいかず大変厄介な存在です。
■乳酸血を溜めない!特効薬は規則的な生活習慣
- 「ビールや発泡酒等のアルコール類は控え、あまり脂っこい食事は取らないよう気をつけている」
- 「お酒を飲みすぎないように、適度な量にしている」
- 「外食をなるべく控え、自炊でバランスの取れた食生活を心がけている」
など、「いいえ」と答えた方の多くが、規則的な生活を意識的に送っていると回答しています。
さらに、「普段からたくさん歩いて水分補給を多めにする」、「毎日十分な睡眠とウォーキングなど適度な運動、三食とることを心掛けている」と正しい水分補給と運動を取り入れ体の代謝機能改善に努める方も。
実際、尿酸は尿によって排泄されるため、上記のような対策は大変効果的であると説明されています。