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痛風発作が起こるしくみ

痛風発作は免疫細胞の攻撃が要因

痛風発作は免疫細胞の攻撃が要因

血液中の尿酸が7.0mg/dlを超えている状態が続くと、尿酸がそれ以上に血液中に溶け込むことができないので、体内に溜まっていきます。
そして溜まってしまった尿酸は、尿酸塩という結晶に変化して、関節や細胞の中に少しずつ蓄積されていきます。
この尿酸塩の結晶は、針のように鋭い形をしています。しかし、この針状の結晶が直接の痛みとなるわけではありません。
関節内に付着した尿酸塩の結晶は、現時点では異物だと認識されません。しかし、何かのきっかけで付着している結晶が関節液中へはがれ落ちると、体内ではその剥がれ落ちた結晶を異物だと判断し、免疫細胞である白血球が排除するために攻撃を行います。

 

痛風発作の時に起こる激痛

白血球は、異物の排除を行うために、自分自身の細胞に異物を取り込みますが、その時にたくさんの生活物質を排出します。痛風発作の時に起こる激痛は、実はこの時に白血球から排出された生理活性物質が毛細血管を広げて、その個所の血流が激しくなることで引き起こされます。
さらに、この生理活性物質はその他の白血球を引き寄せて、同じような炎症反応が連鎖で起こります。これは短時間の間にとても激しい痛みを生みます。この仕組みが痛風発作のメカニズムです。

 

痛風発作が起こりやすい時間帯や時期

痛風発作が起こりやすい時間帯というのは、夜中から明け方の間だとされています。この理由として考えられるのは、睡眠中は交感神経が働くことで血流が穏やかになり、体温が低下することで尿酸値の結晶ができやすくなることが直接の原因ではないのかと考えられています。

 

痛風発作には前兆がある

痛風発作の多くは、ある日突然に足の親指のつけ根などに激痛が起こることから始まります。
足の親指のつけ根以外で痛みの起こる箇所は、足の甲やくるぶし、ひざなどに起こる人もいます。
痛風発作は、何の前兆もなく突然痛みが起こることの多い痛風発作ですが、発作の前兆ともいえる症状が出るときもあります。

 

発作の前兆とは…

発作の前兆は、痛風発作が起きる数時間前~1日前に起こることが多く、前兆としては

  • 「チクチク」
  • 「ピリピリ」
  • 「ムズムズ」

のような違和感が起こります。これが痛風発作の前兆です。
しかしこのような症状があったとしても、必ずしも痛風発作が起こるというわけではありません。

 

痛風発作を放置すると…

痛風発作を放置すると

痛風発作が起こった場合は、痛みが一気に増して、関節部分が熱を持って赤く腫れ上がります。痛風発作は、症状が起きてから24時間程度で痛みのピークとなります。そして一週間ほどで痛みは引いていき、関節の腫れも少しずつ治まります。

 

ほとんどの場合が、激痛の出る発作を引き起こす関節は一か所で、それ以外の関節に発作が起きることはほぼありません。
そのまま治療を行わずに放置しておくと、半年ほどで同じような痛風発作が再発します。そして、発作を何度も繰り返していると、発作の起こる間隔が短くなって、発作が起きる関節も広くなっていきます。

 

痛風発作を引き起こすきっかけ・原因

尿酸塩の結晶が付着している状態のみでは、痛風発作は起きません。
きっかけとしては「何らかの影響」で急に尿酸値が上昇するか、患部に物理的な刺激が与えられて関節液中に尿酸塩結晶が放出されることで、痛風発作が起きるのではないのかとされています。

 

痛風発作の主な原因
激しい運動

激しい運動を行って汗をかくことで体内から水分が減り、尿酸値の急激な上昇を招きます。そしてATPというエネルギー物質が急激に消費されることで、尿酸の原料であるプリン

体がたくさん作り出されます。

 

過食やアルコール

エネルギーの摂りすぎやお酒の飲み過ぎ、高プリン体食品やたんぱく質の過剰摂取なども痛風発作の原因となります。

 

強いストレス

職場で強いストレスを受けたり、人間関係でトラブルが起こると、痛風発作のきっかけとなることがあります。イライラや焦りなどから起こる発汗なども、尿酸値の上昇原因になるとされています。

 

患部への物理的な刺激

患部の近くへの強い刺激や、長時間の歩行などによる刺激も痛風発作のきっかになります。

 

体温の低下

体温が下がってくると、尿酸塩が結晶化しやすくなります。そのことで結晶がはがれ落ちやすくなります。

 

水分不足

体内の水分が減ることで、血液中の尿酸値が上がります。そのことにより痛風発作が起こりやすくなります。

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