アンケート②:尿酸値を下げる食べ物を1つ選ぶとすればどれだと思いますか?
対象人数:100人(男女)
アンケート内容:尿酸値を下げる食べ物を1つ選ぶとすればどれだと思いますか?
回答項目:
・海藻類
・トマト
・豆腐
・大根
・米飯
・チーズ
回答結果:
アンケートの結果は次のようになりました。
- 1位 海藻類
- 2位 トマト
- 3位 豆腐
■海藻類
海藻類は尿酸値を下げるのに効果的な食材です。
尿酸値が高い人は、わかめ・ひじき・昆布などをたくさん食べると痛風のリスクが減少します。尿酸はその名のとおり酸性ですから、これをアルカリ性に近づければ尿酸値を下げることができます。海藻類はアルカリ性ですから、尿酸値の改善に有効な食材といえるのです。
また、尿酸は尿から排出されるので、尿がたくさん出ればそれだけ尿酸も出やすくなります。医師が尿酸値の高い人にお茶や水分を多く摂るように指導するのはそのためです。
アンケートの中には、「テレビの健康番組で海藻類がアルカリ性食品であることを知った」という回答が多く寄せられました。
また、食品の正確な知識はなくても、
- 「海藻は体によさそう」
- 「体の悪い物を出してくれそう」
といった漠然とした回答も少なくありませんでした。
このことから、多くの人が海藻は体にいいというイメージを持っていることがわかります。
■トマト
「テレビ番組でトマトに含まれるリコピンが尿酸値を下げると放送していたから」
トマトと答えた人も、海藻類と同様にテレビの影響が大きいようです。トマトは緑黄色野菜でビタミンも多く含んでおり、体によさそうなイメージがあるため、そういった回答が目立ちました。
また、アンケートの中には「祖母が尿酸値を下げるためにトマトをよく食べていた」という回答もありました。
一般的に野菜は体にいいと思われているようですが、実際にほとんどの野菜がアルカリ性ですから、健康にも尿酸値にもいいのは間違いありません。
■豆腐
豆腐には、何となく健康にいいというイメージがあるようです。
豆腐を選んだ人からは、尿酸値とは関係なく「体にいいから」とか、「低カロリーで高タンパク質」といったコメントが寄せられました。
大豆が原料であることを理由に挙げた人もいて、「代表的な健康食品」だから選んだとのことでした。
アンケート結果からわかることは、多くの人が肉や魚よりも海藻や野菜のほうが健康にいいと思っていることでした。
もちろん、それで正解なのです。
そして、多くの人がテレビからそういった情報を得たこともわかりました。
アンケートの回答を一部紹介
海藻類
45歳:男性
プリン体が含まれる食事を摂る時に、海藻類を一緒に食べると分解してくれそうだから。
48歳:男性
テレビの健康番組で、見たような気がします。シュウ酸を体から排出する作用があるとのことでした。
トマト
41歳:女性
肥満解消や血液の循環を良くした方が良いというイメージがあるので、野菜や水分をたくさん摂った方が良いと思いました。
36歳:男性
テレビ番組でトマトに含まれるリコピンが尿酸値を下げると放送していたから。
豆腐
41歳:男性
テレビ番組で大豆が良いといっていたのを記憶しているので豆腐もいいのかなと思いました。
56歳:女性
昔、父が尿酸値が高くて、体に良いんだと言って良く食べていました。
大根
42歳:男性
痛風予防には、尿をアルカリ化することが効果的だと薦められました。
36歳:女性
水分を多く含んでいそうだから、食べると尿酸値を下げてくれそう。
米飯
40歳:男性
何かのテレビで、白いお米には尿酸値を下げる効果があるという特集を見たから