尿酸値と高尿酸血症
痛風は血液中の尿酸が増え続けると起こる
「痛風」という病名は一般的に有名ですが、痛風の原因である「尿酸」については、知っている人が多くありません。尿酸は体内で生成される廃棄物で、通常は尿や汗と一緒に体外へ排出されます。
しかしなんらかの理由で上手く排出ができなくなり、体内に尿酸がたまると血液中の尿酸濃度が高くなり、高尿酸血症になります。痛風は高尿酸血症が引き起こす代表的な症状の一つなのです。
高尿酸血症
体内の尿酸が増えすぎた状態を「高尿酸血症」といいます。
勘違いしている人も多いのですが、高尿酸血症になったからといって、
すぐに症状が現われるわけではありません。
痛風発作
高尿酸血症をそのままにしておくと、尿酸の量がさらに増加します。
そして前ぶれもなく激しい痛みを伴った痛風発作が起こります。
尿酸が多いだけでは症状は出ないことが多い
尿酸が血液中で増加しても、すぐに体調に現れたり、何らかの自覚症状を感じたりすることはありません。そのために気が付かない間に尿酸が増えていき、病気の発見が遅くなることがあります。
血液中の尿酸の量は、血液検査で調べることが可能ですので、まずは自分の尿酸値を知ることから始めましょう。