【痛風発作の症状】痛風はとても痛いです(写真画像あり)
痛風という病気、その名前の由来は文字通り、「風が吹いても痛い」ことから来ているそうです。言葉とはよくできたもので、発症した経験から言うと、確かに風ほどの刺激でも痛いというほど、その痛さは凄まじいものでした。
痛風は、何気なくやってきました。
4月。ある日の午後1時頃、私は、足の親指の付け根に何気ない違和感があることに気づきました。何をしていても、その箇所が気になります。
ちょっと熱っぽいのだけれど、何かにぶつけた記憶もないし、妙な違和感と軽いむず痒さがある。「そこに親指がある」という、今まで経験したことのない感覚。
そしてよく分からぬまま、患部の主張は直線的に激しさを増していき、約12時間後、今まで静かだった火山が一気に噴火するが如く、痛みの爆発となって襲ってきました。
そこで初めて、父親が痛風だったことを思い出し、やっと「俺も痛風になったのだ」と思い至ります。
発作はやはり足の親指の付け根で…
多くの痛風患者がそうであるように、発症したのは足の親指の付け根で、そこが真っ赤に腫れて熱を持ちました。冷やしても、痛みがいくらか和らぐだけです。
氷をビニール袋に入れて押し当てても、すぐ溶けてしまいます。皮膚は真っ赤になっていて、こんなに熱を持ったら、タンパク質が変質して元に戻らないのでは?と思うぐらいのものです。
それでも我慢して、寝る前にパジャマに着替えようとしましたが、薄い布地が触っただけでも飛び上がるほど痛いのです。ですから、触るなんてもってのほかです。
熱をもっていますから、真冬でもベッドから足を出して寝られます。でもせいぜい寝ても10分、あとは痛さゆえに目が覚めてしまいます。
寝ても覚めても続く痛み
朝、ようやく起き上がっても、足が痛くて歩けません。手をついて這って歩きます。3日後ぐらいに、やっと履きものを履けますが、それは患部に触らない形状のサンダルか草履だけで、あとは全てNGです。
そんな痛みを具体的に表現すれば、患部である足の親指の付け根に、細い縫い針を10本ぐらい射し、絶え間なくグリグリ動かすような痛みと言えばいいでしょう。
しかしそれは鈍痛ではありません。尿酸の針状結晶が足の細胞と神経に突き刺さるような、連続した、鋭角的で、冷酷で、患部のみならず脳髄を刺すような、思考を失わせるほどの痛みです。
しかもその痛みは24時間絶え間なく、1週間は続くのです。
(人によって期間も場所も個人差があるようですが…)
ただし、痛みの絶対的レベルという点で、上には上があるようです。私は発症していませんが、尿管結石の痛みは、通風より痛いようです。
尿路結石(尿管結石)は痛風患者の10~30%にみられ、なかには痛風発作よりも先に尿路結石が起こる場合もありますので、高尿酸血症の人は注意が必要です。
私と同じような痛風の痛みを味わいたい方はいないはずです・・・痛風は食事内容や日常の行動を気をつければ予防することは十分に可能なので、このサイトで知識を増やしていただければと思います。