痛風とアキレス腱の関係とは
痛風とアキレス腱には深い関係があるとされています。
痛風は「風が吹くだけで痛い」という症状から名づけられた病気ですが、この病気の最初の発作は足の親指の周辺に発生することが多くなっています。
ですがそれに次いで痛風の痛みが発症しやすい場所が足の甲やくるぶし、アキレス腱といった場所なのです。
痛風は体の尿酸値が上がりすぎてしまったことによって発症する病気であり、体に蓄積した尿酸が結晶化し、患部に刺さることによって痛みを感じるという病気です。
足という部位は人間が移動するにあたって常に動いている個所となりますから、それだけどこかにぶつけることの多い部位ですが、どこかにぶつけた記憶が無いにもかかわらず不意に強い痛みが襲ってきたという場合であると、この痛風が疑われることとなるのです。
何故痛風がアキレス腱に痛みを生じさせやすいのか
では何故痛風がアキレス腱に痛みを生じさせやすいのかというと、それは尿酸結晶がたまりやすい部位の特徴というものが関係しています。
尿酸結晶は「温度が低い部位」、「負荷がかかりやすい部位」、「酸性度合いが高い部位」、「タンパク質が少ない部位」に蓄積しやすいという傾向が存在しており、アキレス腱は人体の中でも歩行するたび伸縮をするために負荷がかかりやすい部位となっているのです。
負荷が非常にかかりやすい部位であるため、尿酸結晶が蓄積し、動いたりしたことをきっかけとして尿酸結晶が突き刺さることとなるのです。
この部位に痛風を発症した場合は、通常の痛風と同様の治療を行うこととなります。
すなわち、生活習慣の改善が最も有効となります。