痛風発作が起きたら、患部をまず冷やす
病院が開いていない場合は応急処置を行う
痛風発作は突然に襲ってくることがほとんどです。病院が開いていない深夜や早朝に発作が起きてしまった場合は、以下の方法で少しでも痛みを和らげることができます。
患部を冷やす
発作は関節に炎症が起きている状態です。炎症が起きたときは患部を冷やすようにしましょう。冷やす際は水や湿布薬では効果があまりないので、氷でしっかりと患部を冷やすようにします。しかし、氷で直接冷やすと凍傷になる場合もありますので、タオルなどに包んで冷やすようにしましょう。
患部を高くする
熱を持っている患部を心臓よりも高い位置にすることで、血流が改善して、痛みが弱まることがあります。
禁酒をする
痛みを紛らわすためにお酒を飲んで紛らわすのはよくありません。アルコールを摂取すると逆に炎症を悪化させてしまうので、発作の時は完全に禁酒にしましょう。
安静にする
激痛を感じる箇所を、痛みを和らげようとマッサージしてしまいがちだが、その行動が逆に痛みを悪化させてしまいます。できるだけ腫れている患部を動かしたり、触らないようにじっとしているのが最善の対処方法です。
早い段階で医療機関を受診する
痛風発作が起きても応急処置だけで、そのまま放置していると発作を繰り返すようになります。医療機関へ行き薬を処方してもらって、発作を起こしにくくしましょう。痛風発作が起きた場合は、できるだけ早い段階で医療機関を受診するようにしましょう。
薬の内容は医師の指示を守る
尿酸値を下がる薬を飲んでいる場合は、
- 「発作の症状を軽くするために薬の量を増やす」
- 「発作が出なくなったので薬の量を減らす」
などのような自己判断での服用量の変更は行わないようにしましょう。
発作が起こった際の症状が悪化するおそれがあります。
応急処置は一時的な対処
痛風発作の起きやすい時間は、夜中や早朝だと言われています。この時間帯は医療機関が開いていないことが多いので、応急処置をおこないます。
熱を持っている患部をしっかりと冷やし、できるだけ安静にしておきます。こうすることで少しは痛みを和らげることができます。
しかしこれは、あくまでも応急処置なので、一時的な痛みの和らぎだということです。医療機関でしっかりとした処置と薬の処方をしてもらうようにしましょう。