痛風を改善させるための温泉療法
痛風という病気は成人男性に多い病気で、足の指の付け根などに強い痛みが起こるのが最大の特徴です。その痛みは風が当たっただけでも針を刺されたような痛みといわれるほど強烈で、成人男性でも耐え難いものだといわれています。
なぜ痛風になるとこのような激しい痛みに襲われるのかというと、それは体内にある尿酸と呼ばれる物質が結晶化して関節炎を引き起こすからです。
現代医学の発達により、痛風の症状が起きても薬を服用すれば痛みを取り除くことが可能ですが、再発しやすいのが痛風の恐ろしいところです。
多くの場合は1年以内に発作がぶり返し、徐々に足首やヒザの関節にまで腫れや痛みなどの痛風の症状が起こるようになり、発作が起きる間隔も短くなります。
そのため薬を用いた治療はもちろん、日本に古くから伝わる温泉療法を併用することで痛風の症状改善・再発防止に努めることが出来ます。
温泉療法では、温泉の水質によって様々な効能を体にもたらします。
発作の危険性がない時に入浴しましょう
痛風の場合は、
- 硫黄泉
- 硫酸塩泉
- 炭酸水素塩泉
が効果があるといわれています。
ただし痛みの発作が起きている時に入浴すると、汗をかいて体内の尿酸値が上がってしまうため、症状が悪化する恐れがあります。そのため、痛みの症状が無い時を見計らって入浴を行う事が大切です。
また温泉はただ湯船に浸かるだけではなく、飲用することで体の内側から体質改善を行う事が可能になります。
特にラジウム温泉と呼ばれる放射線泉は「痛風の湯」という別名があるほど症状改善に効果があるといわれています。
飲用する場合は、湯船にあるお湯を飲むのではなく、湧き出し口から出てくる1番湯を飲むようにしましょう。
薬物療法と同時に行うことで、体質改善も行われ徐々に不快な症状を改善・予防することが出来るでしょう。
もし自分では分からないという場合は、専門家である医師と相談をしながら行うのがオススメです。体質改善を行いながら、心身の疲れをとってリラックスできる点もオススメな点です。