アルコールと上手く付き合うには
チェックリスト「アルコール危険度」
- お酒が好きで公私ともにやめられない
- ほぼ毎日お酒を飲んでいる
- 休肝日がなく、決めても守れない
- 限度を越えるぐらい深酒をすることが多い
- ビールが好きで、いつも大量に飲んでしまう。
- 蒸留酒がすきで、いつも大量に飲んでしまう。
- お酒を飲むペースが他の人と比べて早い
- つまみは揚げ物や味付けが濃いものを食べる
- 節酒を試したことがあるが、長続きしなかった。
【結果】
■チェック数が2以下
飲みすぎてしまう人は注意が必要だが、節度を保った飲酒の習慣なので問題ありません。
■チェック数3~5
お酒を飲む習慣が定着していて、尿酸値を上昇させる可能性が高いです。
■チェック数が6以上
生活習慣病になる危険性がとても高く、尿酸値も上昇します。
お酒の量はもちろんのこと、つまみにも気を配るようにしましょう。
尿酸値が高い人は禁酒が基本!難しい時は節酒を
お酒といえば昔から百薬の長や心の安らぎなどさまざまな言葉で表されます。実際にはお酒が与える健康効果はたくさんあり、血行促進やストレス解消など医学的にも効果が証明されています。
しかし、その反面、腎臓や肝臓にダメージに与えてしまったり、
糖尿病の原因になったりと、大きな病気のリスクも高まります。
そしてお酒は尿酸の生成を促すので、尿酸値が上昇し痛風発作が起きる原因になります。
アルコールは体内でプリン体の分解を促進させ、肝臓で尿の生成を助ける働きがありますが、アルコールを分解する時に作り出される乳酸が、肝臓から尿酸を排出させる邪魔をしてしまうので逆効果になり、尿酸値が上昇してしまいます。
お酒を飲むと食欲が増え、肥満の原因に
アルコールには食欲を増進させる作用があります。
そして、お酒を飲む時のつまみは揚げ物だったりと高カロリーな食事を大量食べてしまう恐れがあります。これがそもそもの肥満の原因になります。肥満になると、尿酸の排出うまく出来ずに、尿酸値の上昇につながるので、注意が必要です。
肥満と高尿酸血症は深い関係です。
肥満気味の人は尿酸値が高い傾向にありますが、やせると値も下がることが多いと言われています。しかし尿酸値が高い人が肥満傾向にあるかというと、そういうわけでもありません。逆にヤセ型の人が尿酸値が高くならなかったり、痛風の発作が起きにくいかというと、そういうわけでもありません。
このことから肥満と尿酸値の関係は完全にイコールということではなく、その傾向が多いということです。肥満はさまざまな生活習慣病の原因となると言われていますが、尿酸値の高さに関しても例外ではありません。
肥満を引き起こす生活習慣が原因で尿酸値が上昇する
肥満の原因の多くは生活習慣の乱れです。肥満の人の傾向としては食習慣が乱れており、暴飲暴食などの理由がほとんどです。その他にストレスや運動不足なども大きく関係しています。
過食は肥満の原因になるのはもちろん、体内の尿酸値の増加を促進させます。また、ストレスや運動不足がプリン体の生成を促して、尿酸値が上昇してしまうことがあります。
肥満の人は生活習慣を改善してダイエットを行うことはもちろん、肥満気味の人も食生活などに気を付けて尿酸値の上昇となる原因を取り除くようにしましょう。