尿酸値を上昇させる危険因子
痛風はの原因とされている肥満、暴飲暴食、アルコールなどの生活習慣が挙げられます。
尿酸値はいろいろな原因で上昇してしまいます。
主な要因は以下の2タイプです。
- 「尿酸産生過剰型」:尿酸が過剰にできてしまうタイプ
- 「尿酸排出低下型」:排出が悪くて体内にたまってしまうタイプ
日本では尿酸排出低下型が原因の痛風患者は全体の約60%、尿酸産生過剰型は約10%で
残りの約30%は両方の混合型といわれています。このような割合になるのか明確な理由はわかっていませんが、遺伝や生活習慣、ストレスなど、さまざまな要因が関係しているのは確かです。
尿酸値を上昇させてしまう主な原因
肥満
肥満は尿酸値を上昇させて痛風の危険性を増やすばかりでなく、
たくさんの合併症が引き起こされてしまう原因にもなります。
肥満なると、肝機能が衰え、尿酸が体外へ排出されにくくなります。
逆に、肥満の人が減量を行うと、尿酸値も下がることがわかっています。
過食
暴飲暴食を繰り返すと、体内で尿酸を多く生成してしまう原因になります。
それだけでなく、肥満を引き起こす原因にもなるので、
常に食べ過ぎないようにすることが一番大切です。
アルコール
アルコールには体内にある尿酸の合成を手助けする作用があるので、
お酒の種類に関係なく尿酸値は上昇します。
そして大量にアルコールを摂取してしまうと腎臓の機能が低下し、
尿酸を体外へ出す力が弱ってしまいます。
アルコールの中でもビールはプリン体が多いことで知られています。
激しい運動
運動は健康によいとされていますが、それは適度は有酸素運動を行った場合です。
息を止めて全力で体を動かすような激しい運動は、逆に体に負担を与えてしまい、
尿酸値を上昇させる原因にもなります。
運動を行う際は、無理な運動は避けて、適度な有酸素運動を行いましょう。
ストレス
ストレスが尿酸値を上昇させるはっきりとした理由は解明されていませんが、
尿酸値に影響を与えることは確かなようです。
仕事が忙しかったり、責任感がが人一倍強い人は特に注意が必要です。