高尿酸血症状を放置すると痛風発作の原因に
痛風発作は高尿酸血症が悪化したサイン
健康診断などで「尿酸値の値が高い」と注意を受けたことがある人は多いかもしれません。尿酸値の値が基準以上だと「高尿酸血症」という病気だと診断されます。
高尿酸血症=痛風と思っている医師もいるほどこの二つは深い関係にあります。
高尿酸血症とは体内に尿酸が過剰にたまった状態です。この状態だと特に不都合なく生活を送ることができます。しかし、老廃物である尿酸が過剰にたまった状態を放置していると、いろいろな合併症を引き起こしてしまいます。そのひとつが痛風発作です。
高尿酸血症の人が痛風発作を引き起こす確率は20%前後ですが、発作が起きる人のほとんどは高尿酸血症です。
高尿酸血症の解消が第一
日本人の成人男性の約30%は高尿酸血症だといわれています。高尿酸血症だけでは症状がないので、放置している人が多いです。高尿酸血症が改善しなければ、治まっていた痛風発作が再発する可能性はとても高くなります。
痛風が自然に治ることは基本的にはなく、尿酸値が高い状態を放置していると、合併症を引き起こしてしまいます。また、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病を併発してしまうリスクも高くなります。
高尿酸血症の解消には食生活の改善がとても重要ですので、しっかりと内容を考えた食事にするようにしましょう。