尿酸が固まってできる「痛風結節」には注意
尿酸値が高くても痛みが出てないから痛風ではないと思われている方も多いようですが、決してそのようなことはありません。
その代表的な症状として「痛風結節」があります。
痛風結節というのは体内で過剰になった尿酸が関節だけではなく皮膚の下などに沈着して、固まりができる状態です。大きさや形などはバラバラで固まりができる場所もさまざまです。
痛風結節ができたら…
痛風の痛みがでなくても、痛風結節ができるということは、それだけ長期にわたって尿酸値が高いということですので、痛風が進行していることに間違いはありません。痛風結節を放っておくと骨を破壊してしまうこともあるのでとても危険です。そもそも痛風を放っておく慢性結節性痛風期になることがあり、最悪な場合は腎不全から尿毒症になることもあるようです。
予防、早期発見には
痛風結節を予防、早期発見するためには定期的な検査を受けることが大切です。健康診断などで尿酸値が毎回、高いと結果が出ている人は、とくに注意が必要です。日常的に尿酸値を下げる工夫と定期的な検診が、こうした症状の早期発見と予防につながります。