1日の塩分目安は8g以下を目標に
減塩を心がけ、高血圧の合併症などを防ぐ
高血圧は高尿酸血症の人が合併しやすい病気でもあります。実際に高尿酸血症の人の多くは、肥満、高血糖、脂質異常症などの症状を持っていて、メタボリックシンドロームであるということがいわれています。
高尿酸血症と高血圧を併発してしまうと、血管の内壁が詰まったり、硬くなったりして動脈硬化の危険性が高まります。さらには脳卒中や心筋梗塞を引き起こしてしまう恐れもあり、命に関わってきます。
高血圧の原因の多くは塩分の取りすぎです。塩分の取りすぎは、高血圧だけではなく、胃がんなどをはじめとする各種のガンの危険性をたかめます。さらに、塩分の多いおかず類は、ご飯を食べ過ぎてしまう傾向にあるので、肥満になるリスクが高くなります。
塩分の目標は1日8g以下。高血圧の人は6g以下に
1日の塩分摂取量は10g以下が適量だと言われていますが、日本人の1日の平均摂取量は12gといわれていて、多くの人が取り過ぎの傾向にあります。
1日の摂取量の目標
- 尿酸値の高い人:1日8g以下
- 高血圧の人:1日6g以下
工夫して減塩を心がける
料理をする際に、食材の味そのものを味わえるものを選んだり、香味野菜やスパイス等で味にアクセントをつけると、塩分をおさえておいしく食べられます。また、煮物や焼き物などは火が通った後に味付けすると、調味料を少なくおさえることができます。
料理する時のポイント
- 鮮度のいい食材を使う
- 減塩などの調味料を使う
- 調味料は量を量って使う
- 焼き物や煮物は火が通ってから味付けする
調味料はなんとなく使うのではなく、しっかりと適量を量り使うようにする。味は舌の表面で認識するので味をしみ込ませるよりも、表面につけた方が減塩には効果的です。
食べる時のポイント
- 醤油やソースなどは「かける」より「つける」
- 調味料の使用は出来るだけ少なくする
- みそ汁やめん類などは全部飲み干さない
- 漬物は食べ過ぎない
刺身や天ぷらなどは、醤油やソースなどを直接かけずに、小皿に調味料を入れて、つけて食べるようにする。
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