採血により高尿酸血症と合併症を調べる
治療方法を決めるために3つの検査を行う
高尿酸血症と判断された時点で、生活習慣の見直しや薬を使った尿酸値低下の治療を行いたいです。しかし高尿酸血症だからと病院へ行く人は少なく、痛風発作を起こして初めて病院へ行く人が多いです。
痛風発作が起こり病院へ行くと
- 尿酸値と高尿酸血症の原因
- 合併症の有無
- 痛風かどうか
の検証が行われて、今後の治療方針を決めていきます。
血液検査を行うことで、尿酸値や合併症の有無、腎機能の状態などはほぼわかります。そして尿検査で高尿酸血症の種類と尿路結石などの有無を調べます。
血液検査で尿酸値や腎機能を調べる
血液検査は、尿酸値や生活習慣病の合併があるかを調べるために行います。また、腎機能の状態を調べることもできるので、産生過剰型や排出低下型の判断に使われます。
- 採血時は空腹でなくても問題ない
- 日を替えて3回測定する
- 3回の平均値で判断する
血液検査は日を替えて複数回測定し、平均値で診断されます
血液検査1回では、痛風の患者さんでも尿酸値が高い値を示さないことがあります。このように尿酸値はとても変動しやすい数値です。尿酸値は飲酒や食事の他に、運動や精神状態などの影響を受けることもあります。
そして健康な人がふつうに食事をしても、明け方は夕方よりも0.5mg/dlほど高くなるといったように、1日の中でも変動します。よって高尿酸血症と確実に判断するためには、採血を行う日を替えて、3回ほど同じ時間に行い、その平均値が7.0ml/dl以上だった場合に診断することが好ましいとされています。
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食生活の乱れから肥満傾向になっていたり、お酒を飲み過ぎて尿酸値の急な増加を招くような生活を送っていると、いつ痛風の発作に見舞われても不思議ではありません。
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普段の食事に尿酸値を下げる成分のサプリメントを取り入れるのも、尿酸値改善に効果的です。
食生活の見直しで尿酸値の改善をはかる
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